HOMEステキ街散策 > 都心へのアクセス至便、垢抜けなさがどこか新しい!? 赤羽の魅力とは?

ハウスメイト公式Facebookをフォロー

都心へのアクセス至便、垢抜けなさがどこか新しい!? 赤羽の魅力とは?

2017/08/10

ステキ街散策

【ランクインした調査】
●穴場だと思う街(駅) ランキング2017   3年連続2位 
https://www.recruit-sumai.co.jp/press/2017/03/sumitaimachi2017kanto.html
●人気の街ランキング  4位
http://www.o-uccino.jp/article/archive/trend/20170112-souken/ 

「赤羽」駅

1885年(明治18年)開業の「赤羽」駅には、現在JR東日本の「東北本線」「赤羽線」の2路線が経由しています。「東北本線」には、①宇都宮線・高崎線、②湘南新宿ライン、③京浜東北線、④埼京線 が含まれ、「赤羽線」には④埼京線(「池袋」駅〜「赤羽」駅間のみ)が含まれています。埼京線の線路の直上を「東北新幹線」が通過しています。

■「赤羽」はJRのさまざまな路線が合流する分岐駅

JRを使って、高崎、宇都宮などの北関東方面から東京を目指す時、必ず停車、通過するのがこの「赤羽」駅です。必ず停車する駅といえば北方に「大宮」駅がありますが、「東京の玄関口」といえば、こちらになるでしょう。

「必ず停車」するがゆえに、「駅名は知っているがどんな街なのかはよく知らない」「乗り換え以外に滞在する理由がない」といった声がよく聞かれる「赤羽」ですが、近年「穴場」として注目され、「生活する街」としての人気を高めています。

分岐駅であることや東北新幹線の工事などの影響で、1980年代から90年代にかけ、ホーム増設や新線開業、高架化などが相次ぎ、「赤羽」駅構内は長く工事が続きました。当時の迷路のような乗り換え事情はすでに改善されていますが、現在でも若干の複雑さが4面、8線のホーム構成から読み取れます。

1、2番線:「京浜東北線」。「南行」の行先は「上野」「東京」「横浜」「磯子」など東京・神奈川方面、「北行」の行先は「川口」「浦和」「大宮」など埼玉方面。
3番線:「上野東京ライン(宇都宮線・高崎線)」「上り」。行先は「上野」「東京」「品川」「横浜」「小田原」「熱海」方面。
4番線:「宇都宮線(東北線)」「高崎線」「下り」。行先は「浦和」「大宮」「宇都宮」「高崎」などの埼玉・北関東方面。
5番線:「湘南新宿ライン」「南行」で、行先は「新宿」「横浜」「大船」「小田原」「逗子」方面。
6番線:「湘南新宿ライン」「北行」で、行先は「大宮」「宇都宮」「高崎」方面。(「さいたま新都心」駅は通過)
7番線:「埼京線」「南行」。行先は「池袋」「新宿」「大崎」「りんかい線」方面。
8番線:「埼京線」「北行」。行先は「武蔵浦和」「大宮」「川越」方面。

南行、北行(上り、下り)とも行先がかなり重複しているのがわかります。顕著なのが「赤羽」から「大宮」を目指す場合で、選ぶ路線の違いにより所要時間が大きく異なるため、注意が必要です。

■「上野」「東京」も「池袋」「新宿」も至近、直通の「赤羽」

東京都北区赤羽一丁目にある「赤羽」駅。横長の東京都地図のやや右寄り上辺、東京23区の北に位置しており、駅の北を流れる荒川を渡れば、埼玉県の川口市となります。

東京のへりに位置しているようで、実は「池袋」まで8分、「上野」まで11分、「新宿」まで14分、「東京」まで17分程度と、いずれも乗り換えなしで行ける、都心部へのアクセスがすこぶる良い「赤羽」駅。直接乗り入れてはいませんが、「赤羽」駅東口から徒歩10分程の東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線「赤羽岩淵」駅を利用することで、埼玉の「鳩ヶ谷」「東川口」「浦和美園」、また逆に「白金高輪」「目黒」「日吉」など東京・神奈川方面にも直行することができます。

【アクセス】
JR京浜東北線・高崎線・宇都宮線・湘南新宿ライン・上野東京ライン・埼京線

「池袋」駅まで8分(JR埼京線)
「上野」駅まで11分(JR高崎線)
「大宮」駅まで14分(JR湘南新宿ライン)
「新宿」駅まで14分(JR埼京線)
「東京」駅まで17分(JR高崎線)
「品川」駅まで28分(JR上野東京ライン)
「横浜」駅まで47分(JR上野東京ライン)
「逗子」駅まで1時間20分(JR湘南新宿ライン)
「宇都宮」駅まで1時間20分(JR東北本線・快速)
「高崎」駅まで1時間28分(JR湘南新宿ライン・快速)

※「赤羽岩淵」駅から「六本木一丁目」まで30分(東京メトロ南北線)

■「赤羽」駅は台地のきわ

JR「赤羽」駅は「赤羽」という地名の由来とも言われる「粘り気のある赤土」、関東ローム層が乗っかっている武蔵野台地のへりに位置しています。

鉄道の線路は、この武蔵野台地の東へりの下を台地に沿って走っており、線路を北に1.5キロほど行くと隅田川、荒川。南に1.5キロほどで環状7号線。東方に1.5キロほど行くと、東京メトロ南北線の「志茂」駅があり、西方にほぼ同距離移動すると、元自衛隊十条駐屯地跡地を利用した「赤羽自然観察公園」があります。

また、隅田川を渡った先、JR「赤羽」駅から北西方向に2キロほど行ったところにJR埼京線「北赤羽」駅があります。

「赤羽」エリアとは、概ね「北赤羽」駅、荒川以南、環状7号線以北、「志茂」駅以西、「赤羽自然観察公園」西を走る「都道455号線」以東の範囲といっていいでしょう。

■「赤羽」エリアに住む〜赤羽で希少の観光地「せんべろ」〜

近年、「赤羽」の名を一種蠱惑的に轟かせるひとつのきっかけになったのが、2015年放映の『山田孝之の東京都北区赤羽』という、フィクションともドキュメンタリーとも取れる不可思議なドラマ。
そのつかみどころのないストーリーの舞台装置としてクローズアップされたのがこの町です。各スポットや人の面白みもさることながら、もともと「のんべえの聖地」と呼ばれ、平日の昼(というか、朝から!)お酒を当たり前に飲めて、しかも1,000円でべろべろに酔っ払える店「せんべろ」の存在が大きいといえるでしょう。

「赤羽」駅の東側、下町情緒残る町には地元の人のみならず、電車に乗ってこの非日常感を味わいに来る観光客がひきもきらず。どこか妖しい街の魅力を証明しています。

この、せんべろのひしめく「一番街」の至近には地元の小学校「北区立赤羽小学校」があり、飲んでいる道すがら唐突に現れる校門に、ちょっとビックリしてしまいます。

■「赤羽」エリアに住む〜働く日々の前線基地として〜

そんな呑気な飲食街方面からは想像しにくいことですが、じつは「赤羽」という土地には「軍事都市(軍都)」という顔があります。

先の太平洋戦争に敗戦するまで、「赤羽」駅の西側、武蔵野台地上には旧陸軍の、主に物流をつかさどる各種施設が集中してあり、その広大な敷地は現在、大規模団地、大規模病院、大学キャンパスなどを含む学校施設、公園等に転用されています。

駅の東側、東京低地と、武蔵野台地側との高低差は十数メートルにも及びます。見晴らしが良く、また荒川の水害の及ぶ心配もなく、地盤も強く、ゆとりのある配置で建物が整然と立ち並んでいるこちら側の「赤羽」エリアは、明るく健全。女性の一人暮らしや子育てにも安心という印象です。

日常的に東京の中心部へ通勤・通学するための、いわば「前線基地」として。住まいを置く場所として、生活利便性の点からも申し分のない環境であると言えるでしょう。

■大規模商業施設と併存する商店街

毎日の買い物、また週末の買い出しにも便利な大規模商業施設は比較的駅前に集中してあるため、自家用車のない生活でも活用できるという点も、都市部に住む場合は大事な要素です。

JR「赤羽」駅西口には、「イトーヨーカドー赤羽店」と「ショッピングセンター ビビオ」。東口には「ダイエー赤羽店」、「西友赤羽店」があります。東口駅前から100メートルほど歩いたところから始まる、アーケード街「LaLaガーデン(赤羽スズラン通り商店街)」には、地下一階地上五階のビル全てを使った都内有数の大規模店「ザ・ダイソー・LaLaガーデン赤羽店」が。その商品数には目を疑うことでしょう。

「赤羽」駅改札内にも「エキュート赤羽」が、また北改札外、大宮方面へ向かう高架下に350メートルに渡り設置されているショッピングセンター「ビーンズ赤羽」には駐輪場、駐車場も備えられており、駅利用者以外の来客も考慮されています。

イメージとしてはつかみどころがなく、猥雑。しかし住んでみると(意外と?)しっかりしている。駅の東側と西側で見せる顔を大きく変え、緑多い高台から日本有数の大河川を見下ろす「赤羽」。近年、良くも悪くも金太郎飴のように均質化した垢抜けたビルやショッピングモールを擁した街が人気を博しているなかで、あえて「穴場」と呼ばれる「赤羽」という街の住み心地の妙は、実際に暮らしてみて初めて理解される、そんな類のものなのかもしれません。


「ハウスメイトの赤羽周辺物件はこちら」

【プロフィール】

藤原千秋

住生活ジャーナリスト

大手住宅メーカー営業職を経て2001年よりAllAboutガイド。主に住宅、家事まわりの記事執筆を専門として活動。『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)『二世帯住宅の考え方・作り方・暮らし方』(学習研究社)等、著監修書多数。