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駅は小粒でもピリリと便利。東京暮らしの妙味溢れる「洗足池」

2017/11/09

ステキ街散策

【ランクインした調査】
●一人暮らしにおすすめの東京都内駅別ランキング 2位

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「実際に住んでみたらよかった」東京都内の駅別ランキングで堂々2位となった「洗足池」駅。今回は、この駅周辺のエリアを歩き、その魅力に迫ってみました。

「洗足池」駅

1927年(昭和2年)、池上電気鉄道(現在の東京急行電鉄、東急池上線に相当する路線を運営)の駅として開業。相対式ホーム2面2線を有する高架駅。2005年に改築され、両ホームにエレベーターが設置されているほか、蒲田駅方面ホームには多機能トイレもあります。

■ 駅は小さくてもなかなかの利便性。東急池上線「洗足池」駅

東京都大田区東雪谷一丁目にある「洗足池」駅は、東京都品川区の五反田駅と大田区の蒲田駅とを結ぶ東急(東京急行電鉄)池上線の駅です。

各駅停車で五反田駅まで10分、蒲田駅まで14分。東急池上線は、駅間が300メートルから1キロ程度と短い路線であるため、全体的にのんびりとした雰囲気の漂う路線ですが、都内各所へのアクセスは決して悪くありません。

<主な駅への所要時間>
「五反田」駅まで10分(東急池上線、JR山手線)
「蒲田」駅まで14分(東急池上線、東急多摩川線、JR東海道本線)
「品川」駅まで22分(「五反田」駅でJR山手線に乗り換え)
「渋谷」駅まで24分(「五反田」駅でJR山手線に乗り換え)
「東京」駅まで33分(「五反田」駅でJR山手線に乗り換え)
「横浜」駅まで36分(「蒲田」駅でJR京浜東北線に乗り換え)

東急池上線「洗足池」駅の、1日平均乗降人員は18,594人(2016年度)ですが、この数字は微増傾向にあります。

■ 車の便の良さも魅力

バス便は、洗足池駅前停留所から東急バスが運行しており、駅南方面の「荏原病院前」を経由して東急池上線「池上駅」に至る路線があります。

また東急池上線は、中原街道(東京都道・神奈川県道2号東京丸子横浜線)と並走している区間が多く、洗足池駅前にも同じく、ほぼ接するように中原街道が走っています。幹線道路が接していることから、車での便の良さも伺えます。

■ 洗足池が醸し出す、街の独特の空気感

「洗足池」駅エリアは、駅のある「東雪谷」とこの洗足池公園を中心に、周辺南方の「上池台」、北方の「南千束」界隈を指します。東西の沿線は1キロも離れない位置に隣駅(東に「長原」駅、西に「石川台」駅)があり、また異なるエリア感を醸し出しています。

東急池上線「開通90周年記念イベント10月9日フリー乗車デー」で賑わう洗足池
http://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/170927.pdf

この街のランドマークは、やはり洗足池。中原街道を渡るとその目前に洗足池が広がっています。洗足池は湧水池で、もともと付近一帯には農家利用の湧き水が多く出ていたものが一ヶ所に流れ込み、のちに池を形成したと考えられています。

池の面積は0.041平方キロメートル。広大というほどではありませんが、あたりは開けて空気が澄んでおり、緑も豊かでほっとする空間を形成しています。それはちょっと郊外に出かけたような、特別感のある風景です。

周囲は大田区立洗足池公園となっており、水生植物園やボート乗り場、また有数の桜の名所としても親しまれています

■ 高低差が特徴的な街の景観

「洗足池」駅は標高が約21メートルと、大田区内においては比較的高めの位置にあります。とはいえ池自体が湧き水によるところからも伺えるように、周辺にはより標高の高いエリアがあり、街を歩いているとその結構ハッキリした高低差を実感することができるでしょう。

「洗足池」駅は改札(線路の北)側から見る限りはフラットな印象の駅なのですが、南側から見ると見上げるほどの高架となっています。

南側には、洗足池から流れ出た小川(「洗足流れ」。全長1.5kmほど)が「区立洗足区民センター」前を経て東雪谷五丁目あたりまで開渠で流れています。小川の沿いには遊歩道や桜並木などが整備され、地域の憩いの場として親しまれていますが、これもまた高低差の作り出す景観と言えるでしょう。

■ 普段の生活を支える商店街とスーパー

「洗足池」駅エリアはあからさまな商業地ではないため、普段の買い物はどうすべきか少々気になるところ。

まず駅前、中原街道沿いにコンビニ(セブンイレブン)、駅南の商店街(洗足池ファミリーロード)入り口と半ばには朝7時から深夜24時までのイオン系列のミニスーパー「まいばすけっと」、商店街内にコンビニ(サンクス、ミニストップ)があり、ちょっとした食事や早朝や深夜の買い物には事欠かないと思います。

また商店街には昔ながらの鮮魚店、総菜店兼のミニスーパーが点在しており、ぶらっとお散歩がてら覗けばおおかたの買い物は済むのではないでしょうか。

とはいえ、「洗足池」駅からは東急池上線で「五反田」「蒲田」駅までもほんの10〜15分程度であるため、バス感覚でベビーカーを押して買い物に出るような感覚ではあるようです。

■ いろいろあるけど、何もない? のが、いいところ…

駅前には「大田区立洗足池図書館」http://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/toshokan/senzokuike.htmlがあり、洗足流れ沿いに駅徒歩5分程度で無料の入浴施設まで備えた前述の、「大田区立洗足区民センター」http://www.ota-kumincenter.jp/senzoku/に行くこともできます。同様に徒歩15分ほどの距離には東京都保健医療公社「荏原病院」http://www.ebara-hp.ota.tokyo.jp/が、徒歩20分ほどで東急大井町線・目黒線「大岡山」駅上にある「東急病院」http://www.tokyu-hospital.jp/へも行ける、「洗足池」駅エリア。

この日々の生活をバックアップする、安心感を与える各施設へのアクセスの良さや厚さは、「東京」に住むということから得られる大きなメリットのひとつですが、とはいえ住まい周りはのんびりとした静かな空気に満たされているという贅沢さ。街を歩いているだけでも羨ましくなるほどです。

なるほど、これは住みたくもなるし、住んだら気に入るのも道理でしょう。田舎育ちの筆者からすれば、十二分にいろいろあっていいな、環境や施設に恵まれているなと思う街なのですが、駅で行き合った子連れのお母さんが、「何もない、ふだんは人が少ないのがこの街の一番いいところ」と言っていたのが、とても印象的でした。

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【プロフィール】

藤原千秋

住生活ジャーナリスト

大手住宅メーカー営業職を経て2001年よりAllAboutガイド。主に住宅、家事まわりの記事執筆を専門として活動。『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)『二世帯住宅の考え方・作り方・暮らし方』(学習研究社)等、著監修書多数。